8月17日
ベネッセコーポレーションの渡辺健太先生に特別講演をしていただきました。
渡辺先生は私のベネッセ時代の同期。今や全国の高校で進路選択や小論文に関する講演ををされています。ちなみに、翌日も諫早高校でご講演だったそうです。忙しい中、本当にありがとうございます。
渡辺先生は小学生4年生から大学時代まで14年間野球をしていました。高校時代は春の選抜で甲子園にも出場されています。野球を続けたことから見えてきた世界や、勉強との両立について生徒の目線で語りかけてくれました。
「先輩が乗っている車両よりも前の車両に乗ってはいけなかった…。先輩より先を歩いてはいけない。先輩の方がグラウンドに来ているのに整備を全くしない…」厳しい名門高校の野球部時代の話から、「不条理」について語ってくれました。「世の中は不条理なことがたくさんある。自分も不条理なことを変えたいと思ったけど、自分が先輩の立場になったときに、これまでの先輩と同じ事をしちゃだめだと思ったね」
講演のあとは、私も入ってトークライブ。受験勉強の仕方、学校生活、恋愛など多くの分野でボーイズトークをしました。普段は厳しい(?)私の学習指導ばかりですが、視点の違う大人に触れることも彼らの刺激になったはずです。次回は第一線で働く素敵な女性を講師にお招きしようと思います。

8月10日のことなんですが、東京から朝日新聞の記者が取材に来ました。
朝9時からの夏期講習の様子を取材されました。若手市議会議員が、なぜ塾を経営するととになったのか?という切り口だったのですが、生徒たちにとってもよい経験になったようです。
記者は小泉元総理、安倍前総理の番記者だったので、生徒たちも楽しそうに話を聞いたり、質問に答えていました。日常では会うことの出来ない、第一線で活躍している人を繋ぐことが村崎塾の目的ですから、感慨深いです。
夏期講習はがりがりやっています。3年生は学習スタイルが丁寧になりました。自分で考える学習ができつつあり、私が怒鳴るケースもなくなりつつあります。アシスタントの女性にサポートに来てもらっているのですが、男子生徒から大人気。最もショックなのは、小学5年生の子がアシスタントさんが質問したら嬉しそうにはきはき答えること。中学生たちは、私のときと対照的な態度に苦笑いをしていました。
うちはお盆であろうと休みはありません。生徒たちが勉強したいという意志がある限り、塾は開けたいなと思います。「毎日、大変ですね」と言われるけど、生徒たちが素直なので大変と思うことは本当にありません。むしろ、「のだめカンタービレ」の千秋様みたいにぶちきれてばかりでごめんなさい。よくついてきてくれています。
焦らず行こう。あと、2週間の夏休み。
夏期講習は個別指導である。生徒一人ひとりに密着した指導ができる。それゆえ、普段の一斉指導では気づかないことが多い。その気づきの多くが悪い点なので哀しくなる。
一斉指導では温厚で気さくな授業を展開しているが、個別指導になると鬼のように厳しいし、保護者には失礼だが汚い言葉を浴びせている時もある思う。それでも、ついて来てくれるという信頼を一斉指導の中で築いた確信があるからだ。ついてきてくれる30名の弟妹たちには感謝している。
しかし、僕はやたら叱り飛ばすわけではない。以下のことを実行していないときにだけ、噴火することにしている。
①以前と全く同じミスを繰り返したとき。なおかつ1回目のミスのとき、僕から厳しく釘を刺されていたとき。
②授業中に「これは絶対にメモしとけ。覚えとけよ」と指摘した部分を習得していないとき
③分かったふりをして、その場をやり過ごそうとしたとき
④次回の授業までに、「ここまではやってくる」と課題を共有したのに、してこなかったとき。
⑤無断遅刻・欠席
それ以外の失敗は絶対に怒らない。
話を戻すと、同じミスを繰り返されるのは塾頭として哀しい。結局、帰宅してから復習していないことが原因なのだ。授業中に理解してくれることは嬉しいのだが、復習しなければ自分のものにならないのだ。復習をしないのは時間の無駄、お金の無駄だ。
生徒もこのブログを見ているから、あえて言うが、復習しないなら塾に来るな。塾に来て、僕の前でできたからと言って調子に乗るやつとは一緒に学習したいと思わない。僕は自分が学んだことをしっかり自分のものにしていく、そして積極的に質問をしてくる人間と手を繋ぎたい。
自分に高いハードル、課していけよ。こっちも本気なんだから。暑い夏はあっという間に終わってしまうぞ。
ご無沙汰しています。
忙しさのあまり、更新が遅れてしまいました。
村崎塾は7月19日の夏休みから夏期講習に突入しています。夏期講習の最大の特徴は、完全個別指導ということです。それも、ただの個別指導ではありません。
生徒一人ひとりが、どの時間帯に受講するか、そしてどの科目のどの分野を優先して勉強するのか、自分で決めています。つまり、自らの弱みや課題を知り、それらを乗り越えるために、何をなすべきか考える。考えた後に、自ら行動を決する。村崎塾の教育理念は、自ら考え、自ら行動する、ことにあります。
受身の学習では、知識は身についても考える力は育たない。おまけに、意思決定という重要な行為が蔑ろにされがちだ。高校受験、大学受験を突破できても、その後に控えている様々な人生の課題を乗り越える力を育成するには、不十分だろう。
確かに、人に決めてもらうのは楽だ。ただし、時代の趨勢を考えると、意思決定できる人間でないと生き残れないだろう。それゆえ、少々、独特な夏期講習スタイルを貫いている。私見だが、そもそも義務教育課程にはおいて、意思決定の機会が少なすぎる。おまけに一般的な進学塾は短期で効率的に成績を上げるために、一方的で強制的な指導を展開することが多い。
極論だがあえて言おう。日本の教育シーンにおいて、最も大事なことを、教える機会が少なすぎるのだ。それゆえ、自らの言動、行動に対して責任が伴うことが真に理解されていないのだ。私が言うのもなんだが、この国の政治家がシンボリックではないだろうか。
話が大きくそれた。本題に戻ろう。
うちの子どもたちは、全員が夏期講習課題設定シートを記入している。私から何度もダメ出しを受けながら、書き直した子もいる。いい加減な目標設定は許さない。中学3年生は2時間もかかった。しかし、それでいいのだ。自らを知る難しさを学んだことだろう。
そして、一度決めたことは必ず徹底させる。自ら受講日を決めたにも関わらず、無断で遅刻や欠席した子もいた。あまり世代に責任転嫁したくはないのだが、こちらが何も言わなければ平気で休むような子もいる。信じられない感覚だ。塾に来てから、「疲れた。きつい」など言う子にも厳しく対処している。7月の夏期講習第1クールは基礎的な指導が中心だった。毎日、大声で叱り飛ばすことも多々あった。
しかし、多くの子どもたちは確実に成長を遂げている。自己分析が上達した子や、課題設定シートをまとめる子がものすごくうまい子も現れた。計画がシャープなので、自分が次に何をするかわかっているので自立した学習を始める子も出てきた。自分の課題が明確になっているから、鋭い質問が増えてきてドキドキすることも多くなった。
私の理想は「自分で勉強できるから塾に行かなくてもいいや」と子どもたちに言わせることだ。経営的には困るのだが、最終的には自立した人間に育ってほしい。「自分で勉強できるけど、村崎が好きだから塾に行くか」と思ってくれたら、それでいいかなと…。
小学6年生のときの担任だった吉田潤司先生は「自主・自立」の書を黒板の上に掲げておられた。これが今の私の教育理念に繋がっている。そう思うと、教育というのは脈々と受け継がれていくもので、私も繋ぎ通していかねばならないという使命感がある。
日本の西側の小さな私塾だけど、確固たる理念で夏期講習に臨んでいきたい。というわけで、久々の日記は暑苦しくてごめんなさい。8月は10回は更新しますよー!