中学3年生男子8名への3度目の授業。
8名とも体育会系の部活動で学校を引っ張っているアスリートたちだ。僕がわざと悲しむのだが女子が一人もいない。
「先生、このクラスは男塾ばい!女子は入らんと思うよ」
女子がいないのはいろんな意味で機会損失だ。英語を引っ張ってくれる存在がいないのは塾頭として辛いところ。とはいえ、8人のアスリートたちはノリがいいから授業は楽しい。指示さえしっかりしていれば見事なパフォーマンスを魅せてくれる。仲のいい8人だが、アスリートゆえの競争精神が学習面で顕著に現れる。
3日前は、35問中8問しか正解していなかった生徒が、クラストップに躍り出る。全員が8割以上を身につけてくる。いやはや、アスリートゆえの奇跡が3日にして起こるのだ。
「先生、寝る前に毎晩、先生が作ってくれたプリントを見ていました。」
彼らから学ぶことは、あまりに多すぎる。
さて8人のアスリートたちは英語が崩壊中だ。来週の月曜日に、実力テストがあるのだが、無残な結果になりそうな気配を感じた。そこで、私は大掛かりなメスを入れることにした。塾頭として、きわどい判断である。
「もういい。中学1年からやり直す。夏までに中学2年の内容を完全に復習する。単語も一から覚えなおし。今日はお前たちに単語ノートをプレゼントする。知らない単語を1個ずつ、書き込んでいけ。今日、入学した子達と同じレベルから立て直すぞ!」
私は彼らに宣告をした。
「今、覚えていないことについては怒らない。知らないこと、これまで勉強しなかったこと、すべて許す。できないから俺のところに来ているんだから、いいよ。ただし、今日から教えたことを習得しないのならば、俺は徹底的に怒るよ。一度教えた内容を3ヵ月後にもう一度、教えるようなことがないようにしてね。俺の一番、嫌いなことだから」
彼らに対して、私がどのようなことで怒るのか、嫌がるのかラインを示した。すると、こちらが指示をせずメモをとったり、単語ノートを整理したり、積極的な学習集団に生まれ変わった。今日はインプットが多く疲れる授業を強いた。よく耐えたなと、我が子ながら賛辞してしまう。次回の授業は、習得した知識を活用させることで「充実感」を感じてもらおうと思う。
私の略歴を以下にまとめておきます。

塾頭:村崎浩史 172センチ 78キロ(3年前は67キロでしたが…)
1980年生まれの28歳。大村市上諏訪町出身。西大村小、西大村中、大村高校、立命館大学経営学部経営戦略コースを卒業。高等学校地歴科教員免許取得。
大学卒業後、進研ゼミでおなじみのベネッセコーポレーション入社。奈良県内の高校生に対して進路講演会の講師として活躍。大学入試の合否判定ラインをつけるなど、教育現場と受験指導の世界に浸かった3年間を過ごす。その後、和歌山県の日本酒蔵で経営再建に乗り出す。単身渡米し、販路開拓を行う。2006年9月に大村市に戻ってくる。2007年4月、大村市議会議員に当選。2008年4月、村崎塾を設立。現在に至る。
専門分野:地方自治、組織論、キャリア支援、経営戦略
得意技:たとえ話、実生活に役立たない知識、歴史のワンシーンを寸劇で熱演すること
愛読書:史記(司馬遷)、太宰治、寺山修司
好きな音楽:QUEEN、ラフマニノフ、ラヴェル、チャイコフスキー、m-floなど。
好きな言葉:この地上ではなすべきことが多い。急げ!
自分の性格:大雑把、豪快、時にしてやたら繊細。基本的におおらかだと思う。
生徒に臨む時に心がけていること:その子がどんな言葉で傷つくのか、発奮するのか、嬉しく思うのか、を分析してから言葉をかけるようにする。と同時に、どこまで型にはめるのか、あるいは個性を尊重するべきかぎりぎりの判断をする。このさじ加減が本当に難しいです。答えはこちらから出さず、主体性を持つまで我慢する。とにかく我慢です。
こんな私ですが、どうぞよろしくお願いします。
村崎塾の授業曜日・月謝についてです。
小学5年生:月曜・金曜 17:00~18:30 月謝 8000円 国語・算数
小学6年生:火曜・木曜 17:00~18:30 月謝 10000円 国語・算数・英語
中学1年生:水曜・日曜 19:00~21:30 月謝 13000円 5科目
中学2年生:月曜・土曜 19:00~21:30 月謝 13000円 5科目
中学3年生:火曜・金曜 19:00~21:30 月謝 15000円 5科目
※1クラス10名を原則としています。
※入塾に際して年間教材費10000円を頂戴します。
※特別講座は土曜日か日曜日に開講します。
4月より諏訪1丁目で開講した「村崎塾」の塾頭・村崎浩史です。
どんな塾かと言いますと、
小学5年生から中学3年生たちと一緒に学習しています。もちろん受験を突破する学力の育成も目的の一つですが、私が重視しているのは「自分の人生をどのように設計し、切り開いていくのかを考える」ということです。
わかりやすく言うと、幕末の松下村塾 のような場にしたいのです。
何のために学ぶのか、学んだことを社会でどのように活かしていくのか。これらを自ら考え、自らの言葉で表現できるようになる。これが村崎塾の目指す目標地点です。これからの地域を日本を創造できる人材を育てていきつつ、私自身も門下生と成長していきたいと考えています。
1クラスは10名を原則とした少数指導。
文学・評論分に触れさせ読む力、さらに自らの考えを構成する力を育てています。
月に一度、私の友人を県外から招き特別講座を開講。職業観と世界観の育成を行います。
学力と教養と理念。この3つを調和しながら、門下生の成長に繋げていくことが塾頭の責務です。お預かりした大切な子供たちの才能をそれぞれのペースで花を咲かせていく。尊い仕事であり、1日1日が勝負の積み重ねです。
これから毎日の動きを少しずつ、お伝えしていこうと思います。どうぞ、これからもよろしくお願いします。