「村崎塾」は大村の松下村塾を目指しています

2008年 8月 3日

夏期講習第2クール開幕に伴い、塾頭の意思決定に関する考え。

カテゴリー: 教育雑感 — 村崎塾 @ 2:18 AM

 ご無沙汰しています。

 忙しさのあまり、更新が遅れてしまいました。 

 村崎塾は7月19日の夏休みから夏期講習に突入しています。夏期講習の最大の特徴は、完全個別指導ということです。それも、ただの個別指導ではありません。

 生徒一人ひとりが、どの時間帯に受講するか、そしてどの科目のどの分野を優先して勉強するのか、自分で決めています。つまり、自らの弱みや課題を知り、それらを乗り越えるために、何をなすべきか考える。考えた後に、自ら行動を決する。村崎塾の教育理念は、自ら考え、自ら行動する、ことにあります。

 

 受身の学習では、知識は身についても考える力は育たない。おまけに、意思決定という重要な行為が蔑ろにされがちだ。高校受験、大学受験を突破できても、その後に控えている様々な人生の課題を乗り越える力を育成するには、不十分だろう。

 

 確かに、人に決めてもらうのは楽だ。ただし、時代の趨勢を考えると、意思決定できる人間でないと生き残れないだろう。それゆえ、少々、独特な夏期講習スタイルを貫いている。私見だが、そもそも義務教育課程にはおいて、意思決定の機会が少なすぎる。おまけに一般的な進学塾は短期で効率的に成績を上げるために、一方的で強制的な指導を展開することが多い。

 

 極論だがあえて言おう。日本の教育シーンにおいて、最も大事なことを、教える機会が少なすぎるのだ。それゆえ、自らの言動、行動に対して責任が伴うことが真に理解されていないのだ。私が言うのもなんだが、この国の政治家がシンボリックではないだろうか。

  話が大きくそれた。本題に戻ろう。

 うちの子どもたちは、全員が夏期講習課題設定シートを記入している。私から何度もダメ出しを受けながら、書き直した子もいる。いい加減な目標設定は許さない。中学3年生は2時間もかかった。しかし、それでいいのだ。自らを知る難しさを学んだことだろう。

 そして、一度決めたことは必ず徹底させる。自ら受講日を決めたにも関わらず、無断で遅刻や欠席した子もいた。あまり世代に責任転嫁したくはないのだが、こちらが何も言わなければ平気で休むような子もいる。信じられない感覚だ。塾に来てから、「疲れた。きつい」など言う子にも厳しく対処している。7月の夏期講習第1クールは基礎的な指導が中心だった。毎日、大声で叱り飛ばすことも多々あった。 

 

  しかし、多くの子どもたちは確実に成長を遂げている。自己分析が上達した子や、課題設定シートをまとめる子がものすごくうまい子も現れた。計画がシャープなので、自分が次に何をするかわかっているので自立した学習を始める子も出てきた。自分の課題が明確になっているから、鋭い質問が増えてきてドキドキすることも多くなった。

 

 私の理想は「自分で勉強できるから塾に行かなくてもいいや」と子どもたちに言わせることだ。経営的には困るのだが、最終的には自立した人間に育ってほしい。「自分で勉強できるけど、村崎が好きだから塾に行くか」と思ってくれたら、それでいいかなと…。

 

 小学6年生のときの担任だった吉田潤司先生は「自主・自立」の書を黒板の上に掲げておられた。これが今の私の教育理念に繋がっている。そう思うと、教育というのは脈々と受け継がれていくもので、私も繋ぎ通していかねばならないという使命感がある。

 

 日本の西側の小さな私塾だけど、確固たる理念で夏期講習に臨んでいきたい。というわけで、久々の日記は暑苦しくてごめんなさい。8月は10回は更新しますよー! 

 

 

 

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