感想と反省の決定的な違いとは?!
中学1年生は想定以上に厳しいデビュー戦。
数学は学校のクラス平均点が40点台という信じられない状況だったそうだ。うちの生徒たちも苦戦した。初めてのテストなので、結果を甘受するしかない。彼らにとって初めての試験総括会を実行する。
1年生なので、何も方針を与えず好きなようにやらせた。そして、一人ひとり発表させてみた。
「もっと頑張って、次回は80点を取りたい」「次は負けない」「悔しかったので、頑張る」
うーん。これは反省じゃなくて感想だよね、と突っ込む。
「反省と感想の違い、ってわかるかな?」
「君たちは部活の試合で負けた経験はあるよね。試合で負けたら反省するやろ?何のために反省するの?」
「次の試合で勝つためです」と、生徒。
「じゃあさ、『試合に負けて悔しかった』『次は頑張る』という反省をしたところで、次の試合で勝てるかな?気持ちだけで試合に勝てるわけないよね。『頑張るぞ頑張るぞ!』『気合だ気合だ』ってアニマル浜口や高見盛みたいに気持ちだけで、テストでいい点数取れたら楽なことはないよね。」
生徒たち、笑う。
「つまり、感想は今の自分の気持ち。反省は、これからどうするか、という『行動』なんだ。行動しない限り、人間は変わらない、成長しない。さぁ、君たち13歳(もしくは12歳か)。もう大人の入り口。次に向けて、自分が何をなすべきか、具体的に考え直してみようか」
私自身も感想と反省の違いを理解したのは社会人になってからだ。元上司の山田さんには本当に感謝である。生徒に山田さんから怒られたときのエピソードを演じると、大爆笑だ。選挙戦のときもそうだったが、元上司ネタはいつも笑いが取れる。山田さん、ありがとうございます。
今回の試験で3年生と2年生が好結果だった。要因は、彼ら自身が何をするべきか分かっているからだと思う。自分が何をなすべきか、それを知ったときに生徒は最も急速に成長する。私は塾頭として、それを明らかにするのを手伝うだけだ。したがって、滅多なことがない限り、授業で知識を徹底的に詰め込んだりしないのだ。あくまで、自発を促す。
先程の授業で、ある生徒が「数学と英語の基礎プリントをください」と言ってきた。みんなの前では恥じらいがあったのだろうか。しかし、私はこういう主体性と積極性が最も嬉しい。





